今シーズンも大会中止が相次ぎ、流れに流れたフルマラソン。
流れ着いたのはやっぱり草レースでした。
過不足なく、力を出し切れたレースとなりました。
大会概要
会場:柏の葉公園
コース:公園内の3kmコース14周
トラックあり、石畳あり、折り返しあり、直角コーナーあり、高低差なし
なかなかバラエティに富んだコースです。
なお専有コースではないので、これに加えて子供・自転車障害があり注意が必要です。
当日はフルマラソンだけでなく、ハーフ・10km・リレー・親子マラソンなど多くの種目があり、会場も賑わっていました。
スタート~ハーフまで
気温の上昇が気がかりでしたが、スタート時は15℃くらい。暑くもなく寒くもなく風もない絶好のコンディションでした。
レースペースは4'25としました。
目標タイムは3:07くらい。あわよくば3:05を切れれば。最低でもサブ310。
フルの参加者は160名くらい。混雑もなくスムーズにスタートです。
スタートして1km、いきなり距離表示とGPSがズレます。
2km地点でもやはりおかしい。
体感ではゆっくり目で入ったつもりなので突っ込み過ぎはないと思うが、初めてのコースなので自信がない。まいったなー。
仕方がないので体感ペースを信じて走ることに。
そしてスタート地点に戻ってくると、時計があった!
急だったのでちゃんとタイムの確認はできなかったけど、変なペースではないのはわかった。
2周目の終わりでしっかり確認してペースを割り出そう。
2周目の終わりの通過タイム27:12。
ってことは6km+195mだからペースは。。?
・・・わからーん!!
走りながら計算なんて出来なかった。
まあいい。
もう1周して3km分プラスしよう。
秒数だけ意識すればいいだけだ。
4'25×3なので、〇〇:12が〇〇:27なら予定どおりのペースってことだ。
そして3周目の通過タイム。
40:18
おぉ。いいペース。
4'22くらいか。
この力感で少し貯金が出来てるなら文句なしだ。
9kmでようやくペースが把握できたので、あとは淡々と刻むだけ。
フルは160名しかいないので集団なんて出来るわけもなく、ずっと単独走。
でも種目が多く参加者がいっぱいいるので、集中力は切れずに走ることが出来た。
周回コースにも慣れてきたところでハーフ通過。
タイム1:32くらい。
1分程貯金ができた。足も動いているし呼吸も問題ない。
これは行けるかも?
ハーフ~ゴール
25kmを過ぎると急に呼吸が荒くなってきた。
苦しいわけではないけど、何かが起きている。
気にはならないけど、気温が上がってきたのかも。
ここまで1周13:00前後(4'20)をキープしてきたけど、10周目(27~30km)は13:13(4’24)。
少し出力を上げようとすると足が重くなっていることに気がつく。
いよいよ来たか。ここからがマラソンだ。
11周目(30~33km) 13:27(4’29)。
12周目(33~36km) 13:47(4’36)。
足が動かなくなり、どんどんペースが落ちていく。
参考程度にしからならないGSPが、油断すると5'00を超えるようになってきた。
このまま撃沈するとサブ310もあやしい。
前傾をキープし、上半身も使ってなんとか進む。フォームが崩れると一気に進まなくなるので、意識してキレイなフォームを心がけた。
13周目(36~39km) 14:18(4’46)。
トラックに戻ってくるとMCのお姉さんに「あと1周!」と励まされる。
ここ2年は撃沈レースが続きPBが更新できていなかった。
その2年分の苦労と努力を思い出して泣きそうになる。
「サブ3の時は泣いちゃうかもなー」なんて事を想像しながら。
14周目は笑っちゃくらい足が動かなかった。
サブ310はほぼ確定だったので「もういいか」って気持ちと戦いながらゴールを目指す。
タイム3:07:45。
2年ぶりにPBを更新することが出来た。
止まっていた時計を動かせた気分だった。
ちなみにMCのお姉さんはもういなかった。
まとめ!
ほぼ目標タイムで走ることができた。
1kmも距離足りない
3km毎しかタイムが確認できないので、変にペースを意識することなく走れたのが良かったかもしれない。
給水も補給も全く問題なく、現時点での実力を出し切れた会心のレースだったと思う。
しかし逆に考えると、まだまだサブ3まで遠い現実を突きつけられてしまった。
あとキロ11秒か。
会心のレースが出来た満足感と、やっぱりこの程度の実力か、という落胆が混ざった何とも言えない心境です。
さて今後のレース予定ですが
・野辺山ウルトラ
・ONTAKE100
・信越五岳(未発表)
100km overのみ!