お散歩おじさんがサブ3と100マイルを目指すはなし

サブ3と100マイルを目指す練習日誌です。

【レースレポ】野辺山ウルトラマラソン②

50kmを5時間22分で通過。

ペースを落とした割には思ったより悪くないタイムだ。ここまでは下り基調だったのもあって、5'30くらいで走れていた。

エイドにはバームクーヘンとかおにぎりがあったけど、食べたくなかったのでスルー。給水だけで先へ進みます。

 

50km~馬越峠

50km地点が一番のボトムで、ここから徐々に上り基調になる。

あと半分!と思って気が抜けたのか、いきなり走れなくなり上りは歩き始めた。

こうなると脳内が「走りたくない」に支配されて、ちょっとでも上っていると歩いて、フラットな箇所だけ走るようになっていきます。

といっても80kmの馬越峠までは上りなので、ほぼ歩いていました。ペースはキロ8~10くらい。抜かされまくりです。リザルトを見たら50kmからゴールまで1人も抜いていませんでしたw

 

順調に?歩いているとお腹が痛くなってきた。幸いエイドはいっぱいあるので、次でトイレへ寄ろう。

30分ほどで74kmのエイドへ到着。早速ピットイン。滞在時間5分。トイレからでると5人ほど待たせてしまっていた。ごめんなさい!!

 

さて、ここからは馬越峠への上りが始まります。お腹が軽くなったので気分良く上ります。

なかなかの斜度なのでここはみんな歩いています。ヤビツ峠よりも急なくらい。

ケータイをポチーしながら上っていると、なんだか気持ち悪くなってきた。。

今まで気持ち悪くなったことがないので対処法がわかりません。もうすぐ峠のはずなのでそこまでゆっくり歩きました。

 

馬越峠~ゴール

79kmの馬越峠エイドに到着。給水したら余計気持ち悪くなった。もちろん補給もできない。

うーんどうしたものか。

ここまで結構歩いてしまったので、制限時間が気になってきた。さすがに全歩きだと間に合わない気がする。となると走るしかないか。

下りをゆっくりゆっくり走ることにしました。上りの斜度がキツかった分、下りもなかなか急です。ブレーキを掛けながらなので四頭筋がヤバい。

次のエイドにゼリーがあったので食べてみたけど、無理!気持ち悪い!

全然補給できないけど、水だけは無理やり飲んで進んでました。

 

歩きながら、残りの距離と制限時間を計算します。キロ12なら大丈夫そうだけど、キロ15だとキビしそう。まだ上りもあるしエイドでの時間を考えるともう少し貯金がほしいところ。

ちょっと走ったりしながら、90km通過。11時間29分。

ふー、これで全歩きでも間に合いそう。といっても歩くと2時間はかかる。10kmがやたら遠く感じます。

ジョグよりも短いのに。たった皇居2周なのに。

 

ちなみに、今回のシューズは新品のテンポネクスト。野辺山のために温存しておいたので反発は抜群ですが、歩くには硬い!これにもまあまあ苦しめられました。

 

食べられないし、喉も乾いていないのでエイドは全スルー。

日も暮れてきて寒くなってきたので、ウインドブレーカーを着ます。

 

泣きそうになった。

 

すっかり暗くなった頃、ようやく会場に戻ってきた。

13:29:11でゴール。

 

完走メダルがこれほど嬉しかったことはない。

 

まとめ

前半50km 5:22:06

後半50km 8:07:05

トータル 13:29:11

 

初の100km超レースは苦い経験となりました。

反省点としては、メンタル・ペース・補給の3点。

今思い返せば、当たり前のこと過ぎて「何やってんだよ!」って感じだけど、レースで失敗したことがいい経験になるはず。

にしても気持ち悪くなって動けなくなるのは、トレイルだと致命的だなと思った。今回はロードレースで危険は感じなかったのでリタイヤは頭になかったけど(早くやめたいとはずっと思ってたw)、トレイルのレースだとリタイヤも検討する状態だったかもしれない。

 

ってなことをあれこれ考えて、改善策・対応策を検討していたら、なんだか野辺山を攻略してやりたくなってきた。

レース中はあんなに「ツライ、やめたい、二度と走るか!」って思ってたのに。

冷静になると「そんなにツラかったかな?リミッターかかるの早くない?」って感情が支配しています。

 

さーて、次のontake100もがんばろーっと。