お散歩おじさんがサブ3と100マイルを目指すはなし

サブ3と100マイルを目指す練習日誌です。

【レースレポ】信越五岳110km①

レースが終わって1週間経ちました。細かい部分はどんどん忘れていくので、早くまとめないと。

 

概要

信越五岳トレイルランニングレース 110km部門

距離:111km

累積標高:約4800m

制限時間:22時間

 

走れるコースで有名なこのレース。ということはきついアップダウンはそんなにないだろうと解釈して、ONTAKEから引き続き林道を中心に練習しました。

でもハムの張りからくる膝の痛みがずっと燻っていて、レース3週間前の高尾での林道練は痛みで30kmで終了。

そこからレース当日までほぼ走らず、ウォークのみで繋ぎました。

なので超不安、

と思いきや、楽しさが上回っていて楽観的でした。

 

スタートまで

今年はウェルカムパーティーが中止なので、飯山駅からの一番遅いバスで会場へ。

台風の影響で風が強い。暑さは思ったほどではないが、例年と比べると暑いのだろう。

 

宿へ戻って夕食。

準備して21時には就寝。

 

当日は4時過ぎに会場入り。

朝メシ食べてトイレ並んで準備完了。

 

スタート~バンフ

かなり前の方に並んでしまった。

最初はとにかく超ゆっくり。スタート直後のゲレンデ直登も歩き。心拍を上げずに、息も上がらないペースで淡々と進みます。

程なくして荒瀬原WS着。この先は早くも中ボスの斑尾山なので水を補給。

 

このレースは急登が2ヶ所あり、スタート直後の中ボス斑尾山、ゴール手前90kmのラスボス瑪瑙山。

斑尾山はまだ元気な内に通過できるので問題なし。瑪瑙山はかなりキツイけど、ここを超えればゴールだ!と思えるので、メンタルに余裕があれば意外といける。

そんな絶妙なコースです。

 

さてそんな余裕のはずの斑尾山ですが、上りでハムを使いすぎたせいか、膝に早くも違和感。

そしてその後の下りで、ハッキリと痛みが。。

右足への衝撃を出来るだけ抑えて、バンフへ到着。

 

バンフ~黒姫

エイドは水を補給してパンをつかんですぐに出発。少し立ち止まったおかげか痛みも和らいだ。

しばらくは上り基調なので走れますが、下りになるとやっぱり痛い。

熊坂エイド後は関川沿いの緩やかに登る林道。この区間を走り切るのがタイムを縮める鍵だ、みたいな事がいろんなレポに書いてあった。

でもこの頃になると痛みで全く走れなくなり、歩くのすら辛い状態だった。

残りは70km以上。

この距離に絶望した。さすがに歩き通せる距離ではない。

ここでリタイヤを決意する。

 

熊坂エイドに戻っても良かったけど、幸い時間はあるので次の黒姫まで行こう。

ここからは完全にお散歩モード。

日陰がなくて一番気温が上がる時間帯だったけど、歩いていたのでそこまで気にならなかった。

結果的にここでかなり温存できたと思う。

 

川沿いの林道が終わるとトレイルに入る。

上りはあまり痛くなく周りもペースが落ちるので大丈夫だけど、大変なのはフラットと下り。後ろを気にしながら詰まらないようにすぐ譲る。

黒姫まで残り3kmくらいでなぜか渋滞に巻き込まれ、走った。痛いけどもう少しでゴール(自分的には)なので、最後くらいはという気持ちだった。

 

そんなこんなで黒姫エイドに到着。

リタイヤの受付へ、の前に補給。リンゴを食べまくる。

その時チラッと目にした次のエイドまでのコースプロファイル。緩やかに上り基調で下りはほぼなし。

 

これなら行けるのでは?

 

時間的には余裕があるし、休んでたら痛みも少し和らいだ気がした。

・・・リタイヤする理由がなくなってしまった。

 

次の笹ヶ峰エイドはドロップバッグがあるし、楽しみにしていたカレーもある。

 

という訳でもう少し続けることにしました。

 

 

続きます